私たちが解決したい3つの問題

Problem

Problem.1 エネルギー環境問題 ~未来の世代のために~

  • 東日本大震災と福島の原発事故より以降、原発「賛成」「反対」と
    議論が繰り返されていますが、
    一向に解決の兆しが見えてこない状況が続いています。
    当然といえば当然のこと。多くの人の考えや利権が絡む中で、
    全ての人たちが満足する解決策は不可能です。

    福島の原発事故は、核廃棄物の処理問題と、原子力発電というシステムは
    いったん事故が起きると人間では制御できないという
    恐ろしい現実をあらためて私たちに突きつけました。
    しかし、原発の代替である火力発電は化石燃料を使うため、
    地球温暖化を引き起こす温室効果ガスを大量に排出します。
    こうした矛盾やジレンマの中、一つだけはっきりと言えることは、
    このままの社会では、いま生きている私たちには
    目に見える直接的な影響がなくても、
    未来の子どもたちや世界の動物たちは危険な状況にさらされるということです。
    建築業界が「すぐにできることはなんだろう?」と考えました。
    エネルギーを極力使わないということです

  • 産業における二酸化炭素排出量は、約三分の一を建築産業が占めています。
    地産地消の建材を使用することによって、移動によるCO2 の排出量だけでなく、
    輸送コストも軽減されます。
    さらに「人も地産地消」と考えて地元の企業や人材を使えば、
    人や重機などの移動経費も節約できます。
    また、若者の地元回帰の動きが進んでいます。
    「地元に残りたい」と思う新卒社員が49% と4 年前に比べて10% 増加
    しているそうです。
    地方での雇用を増やすことは、UターンやIターンにつながり、
    地元の活性化がはかれます。

  • 国もエネルギー環境問題の解決に向けて、低炭素住宅と長期優良住宅など
    税制優遇など多くの政策を推進しています。
    また、高性能住宅は、毎月の光熱費が約65%まで軽減されます。
    地球にも家計にも優しい家づくりを進めることによって、
    エネルギー環境問題の解決をはかります。

Problem.2 健康問題 ~私たちの幸せの根源「健康」であるために~

健康に暮らすことがあたりまえの家づくりを広めていく。

「健康」という文字の意味から考えると
「健」の字は「人が建てる」と解釈され、「建築」と深く関わっています。
「康」の字は「実りが多い」と解釈され、「食物」と深く関わっています。
「建物」と「食物」のバランスがとれている状態を「健康」と考えることができます。

健康に暮らせる家、または「家が健康である」とは、どういうことでしょうか?

食物に関しては健康という考え方は進んでいますが、
建物に関する健康的な考え方は非常にむずかしいところがあります。

無農薬な野菜をつくって虫に食べられても損失は少ないですが、
一生に一度の大きな買い物である家を虫に食べられたら、大変なことになります。
ホルムアルデヒドや火事の際に有害物質を発生するような建材はもってのほかですが、
自然素材(野菜でいえば無農薬野菜)を使うだけでいいかというと、それは誤りです。
自然素材を使うことで家の気密性能や断熱性能が下がり、
それはヒートショックの問題や結露などにつながります。
湿気によりカビやダニ等が発生すれば住宅は耐久性を損ないますし、
室内の空気汚染につながってアレルギー問題を起こす可能性が高まります。
化学物質対策は当たり前に行われるべきですし、
そのうえで温度や湿度を適切にコントロールして初めて健康住宅と呼べる住まいになります。

幸せの根源は健康です。
PM2.5 などの大気汚染、カビやダニの空気汚染、住宅建材からでる化学物質被害から
ご家族の健康を守る<健康住宅>を建築することによって、家族の幸せを根本から考え直していきます。

幸せの根源は健康です。

PM2.5 などの大気汚染、カビやダニの空気汚染、住宅建材からでる化学物質被害から
ご家族の健康を守る<健康住宅>を建築することによって、家族の幸せを根本から考え直していきます。

― 参考 ―

PM2.5 や花粉、黄砂、ホコリなどの空気汚染は、健康被害を引き起こす原因となっています。
PM2.5 は直径2 マイクロメートル程度(髪の毛の太さの約 30 分の1)と非常に小さいため、
吸い込むと肺の奥深くまで入り込みます。ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系・循環器系疾患に影響を及ぼすほか、
肺がんのリスクを上昇させることもわかっています
2012 年に出版された『ぜん息とアトピーが治る家』では、気密性に配慮していない一般的な住宅で、
微粒子濃度計測をしたところ、室内と屋外ではそれほど大差がなかったという結果を掲載しています。
たとえサッシやドアを閉めきっても自然に外気が室内に流入する。
つまり外気に漂う大気汚染物質は自然に家内に入ってくるということです。
PM2.5 などの大気汚染物質の発がんリスクは、WHO の専門組織である「国際がん研究機関」により、
5段階のうち最も危険度の高い「グループ1」に分類されています。

Problem.3 住宅意識問題 ~「いい家を建てる」という工務店の誇りのために~

家づくりに携わる全ての人が「自分が住みたい家」を建てる世界をつくっていく

建築業界ではこんな言葉をよく耳にします。
「自分の家は自分の(働いている)会社では建てない」
売り上げや着工棟数にだけにこだわり、建物の質やメンテナンスを疎かにしている会社で働いている
営業マンや現場監督がよく言う言葉です。
ローコスト住宅に走りすぎた結果、表面的にはきれいな家でも屋根裏や床下、
壁の中など見えないところで手抜き工事が行われた欠陥住宅が増えてます。
建築業界の一員として、とてもさびしく、
何よりその家に住まうご家族の方々に対して非常に失礼なことだと思うのです。
ローコスト住宅が増え、営業が激化する住宅業界において、
下請け業者は利益の少ない仕事を当たり前のように課せられる。

誇りをもって仕事に取り組めない現状

売りたくもない建物を売らなくてはならない現状。
裏側を知っているからこそ、自分の会社の建物に自信が持てない現状。
まずはこんな現状を変えていきたい。

本当に良い建物を建てることができれば、そこで働く社員は商品である建物に自信をもつことができます。
本当に良い建物を建てることができれば、施主も喜び、社員は仕事に誇りをもつ事ができます。
その家に住まうご家族はもちろん、携わるみんなが幸せになることができる。

「いい家を建てる」という工務店にとって
当たり前の誇りを、私たちは取り戻したいのです。

「良い家を長く大切に使っていく時代」です。日本の巧みの技を現代に生かします。

日本全体の住宅に対する意識も変えていかなければなりません。

住宅平均建替年数は、日本の37 年に対し、アメリカは74 年、イギリスは132 年です(※1)。
このあまりにも短い年数は、日本の高度経済成長を支えてきた建築業界では致し方ないかもしれません。
とにかく「建てて壊して」「建てて壊して」のサイクルを短くして、経済を回すことが優先されてきたからです。

しかし、日本の経済成長が鈍化し、環境問題が大きく取り上げらるようになった今、
その考え方を大きく変えていかなければならないのではないでしょうか。

人が生活していくうえで必要な3 要素に『衣・食・住』があります。
この3 要素を英語圏では『Clothing・Food・Shelter』といいます。
「住」は「house」「home」ではなく、「Shelter(シェルター)」という考えです。

「シェルター」には「危険なものから身を守る空間」という意味があります。
生活していく上で何から身を守らなければならないのでしょうか?
雨や風、厳しい寒さ、蒸し暑さ。台風や地震などの天災。
現代の日本社会ではさらにPM2.5、花粉、アレルギー、電磁…と、外敵がいっそう増えました。
日本でも「シェルター」と言えるような、長くもつ強い家づくりに切り替えていくべきです。
私たちが推進する高性能住宅は省エネ住宅でもあり、皆さんの家計を“浪費” という外敵からも守ってくれます。